「映画」GWの映画紹介

毎月1回、第一金曜にNHKのFMラジオで「ピックアップ・シネマ」というコーナーを担当させてもらっている。今日は、公開中の作品と明日以降上映される作品を駆け足で紹介した。
紹介した作品は、「スパイダーウイックの謎」「ノーカントリー」「相棒」「最高の人生の見つけ方」「隠し砦の三悪人」「ミスト」「チャーリーウイルソンズウオー」「マリアカラス最後の恋」「ナルニア国物語第二章カスピアン王子の角笛」「ランボー最後の戦場」「ラスベガスをぶっつぶせ」「幸せになるための27のドレス」「僕の彼女はサイボーグ」とたくさん紹介した。時間の関係で、簡単なストーリーと出演者の紹介、見どころなど、約25分程度の時間内に終わさなければならない。相手のレポーターが映画に詳しい人ならばスムースにいくのだが、あまり映画を見ない人だと大変だ。今回も数多くの作品なので大変だった。そして、私が見たい作品で紹介できない作品があった。「山のあなた〜徳市の恋〜」である。なぜ紹介しなかったかというと、「按摩」という用語が禁止用語なのだそうだ。残念だが仕方がない。昭和13年の作品のリメイクであり、その説明もしなければならないのだが、使っても1回のみにしてくれとのこと。なかなか難しいので、紹介からカットした。民放であれば言ってしまえばそれまでなのだが、NHKにはクレームの電話などが入るそうだ。チェックしている人がいるのだろうか。
映画に限らず、落語、芝居など昔のものには当時の呼び方が使われているので、オンエアはできないということだろう。残念なことである。元に戻って、見たい作品は数多くあるが、なかなか見ることができない。ご覧になった方のご感想をお寄せください。

「アート」版画の街版画展

今日は一日「版画の街版画展」の準備作業に追われていた。「版画の街連絡協議会」という版画作家の団体の事務局を担当しているので、16日からの展覧会に向けて、資料作成などに追われているのである。
「版画の街版画展」は、2001年に版画作家7名により立ち上げられた任意団体ですが、現在では会員数も23名と増え、展覧会も8年目9回開催しています。現在では、一般の版画愛好家の方々の作品も展示して皆さんにごらんいただいています。本年は50名近い愛好家の方々の参加により、盛大な展覧会となりそうです。版画愛好家の方はもちろんのこと、美術を愛する方々にご覧いただければ嬉しく思います。
「版画の街版画展」日時平成20年4月16日(水)〜20日(日)午前10時〜午後6時(初日12時〜・最終日5時まで)入場無料                  会場 栃木県総合文化センター 第2・3ギャラリー (栃木県庁前)
 出展作家 22名 一般愛好家 約50名                       版種 木版・銅板・拓版・シルクスクリーン・コラグラフなど

「落語」泉福寺寄席

第一回「泉福寺寄席」が開催され、おせっかいだがお手伝いさせていただこうと泉福寺へお邪魔した。
今回は、地元のローカルラジオ局、栃木放送で録音して番組に使おうというものだ。現地へお邪魔してすぐに会場となる本堂へと向かった。予想していた通り高座が低い。敷いてあるカーペットの上に直接座って聴くならばいいと思うが椅子席である。しかも高座の両側も客席になっている。一応、出演者が見えてからと思いそのまま近くの「源平」という蕎麦屋へと向かった。玄蕎麦でなかなかおいしい蕎麦であった。店内に版画が掛けてあり、よく見ると池田憲雄先生の作品であった。お店の方といろいろお話させていただく機会ができ良かったと思った。会場へ戻ってみるとちょうど出演者の立川談幸師匠とお弟子さんの吉幸さんが到着したところであった。会場を見て、やはり高座が低いとのことで急遽設営しなおしている。談幸師匠にごあいさつの後、会場へ行き地囃子の音楽を流して寄席の雰囲気作りから始まった。開演の時間が近づき、一番太鼓の後主催者のご住職のあいさつがあり、二番太鼓に続き、「梅は咲いたか」のテープに乗って吉幸さんの登場だ。
「大吉の吉に幸福の幸です。不吉の吉に不幸の幸ではありません。」と自己紹介、マクラをふって「蜘蛛駕篭」の一席をたっぷりと。その後談幸師が「ちりとてちん」(NHKのドラマで有名になった)をたっぷりと口演した。中入り休憩の後、再び談幸師の高座で、テレビ・ラジオではなかなか聞けない「鹿政談」の一席。約二時間の寄席は盛況のうちにお開きとなった。私もそばでテープ操作などに立ち会い、聴かせていただいたが、お客様も女性が多く、笑いも充分、ラジオで放送されるのが楽しみです。ちなみに来年の「新春ラジオ寄席」で私もお話しさせていただくことになると思います。鬼が笑う話ですがそちらのほうもお楽しみに。

「映画」チャールトンヘストンの死

「映画」チャールトン・ヘストンの死を悼む
 チャールトン・ヘストンは「史劇」にはなくてはならない存在であったと思う。「十戒」でのモーゼの役は今でも目に焼き付いている。その後も「ベン・ハー」や「エル・シド」なども忘れ難い。新しい所では、「猿の惑星」あのラストシーンは忘れられない。数年前に自らアルツハイマーの症状があることをビデオで告白していた。
映画を見ることの楽しさを教えてくれた俳優の一人である。ご冥福をお祈りします。

ブログ復活

かなり長期間にわたりパソコンが具合が悪く、書きたいこともかけず、みなさんのページにコメントしたくてもできませんでしたが、やっと開通いたしました。パソコンも新しいものに買い換えました。最新のものは機能的にも便利になっていますが、操作が多少違うので戸惑っています。
今後は、映画、落語、歌舞伎、美術と以前のように書いていきたいと思います。今までにも色々なものを見たので、そんなことも少しずつ書いていきたいと思います。とりあえず、今日はTaishihoさんにお付き合い願って、宇都宮美術館で開催中の「エジプト美術展」を見て、「大勝軒」宇都宮店で池袋譲りの「つけ麺」を昼食として食べてきました。これからもよろしくお付き合いください。とりあえず復活のごあいさつまで。

街のあかり

昨晩、映画「街のあかり」を見た。アキ・カウリスマキ監督の「敗者三部作」といわれる作品である。
内容は、警備員のしがない一人の男が、悪女にだまされて宝石強盗にされ、刑務所に収監されるが、仮出所してきて、女にだまされたことを知り、復讐を企てるが、また、痛めつけられてしまう。という話だ。
淡々と、描かれる男に、哀れさを感じるが、何とも言えない物語ではあった。音楽が素晴らしいのが魅力である。タンゴが寂しく流れ、オペラの曲も流れ、ドラマと交錯して盛り上げる。良い映画を見た。
タンゴが流れたと書いたが、タンゴファンとして、ポルテニア音楽が好きで、タンゴ、フォルクロ−レのレコードを沢山買い集め、来日したタンゴ楽団の公演は必ず聴きに行き、楽屋を尋ねてレコードジャケットにサインを貰っていた者としては聞き覚えのある曲であった。クレジットを見て納得。曲は、アルフレド・レペラ作詞の「エル・ディア・ケ・メ・キエラス」であった。作曲はタンゴ歌手で飛行機事故で亡くなったカルロス・ガルデルである。邦題で『想いのとどく日』。納得されたことと思います。映画をご覧になった方であれば、なるほどと監督のセンスに感心されたことでしょう。ちなみに歌詞の内容は、「わが夢を愛撫する、君の吐息のやさしいつぶやき。君の黒い瞳が私を見てくれるとき、どれほど人生が笑うことか。君が私を愛する日、華やかなバラはいちばん美しい色の晴れ着を付ける。鐘の音が、君は私のものと風に告げ、泉は狂ったようにその愛を語る。君が私を愛する夜、空の青みから、嫉妬ぶかい星たちが私達の歩みを見つめる。そして神秘の光が、君の髪にやどる。おせっかいな蛍、君が私の慰めだとみとどける。」映画の内容にピッタリのところが多々ありますね。映画は総合芸術であると思っています。他のジャンルにも興味を持っていると、色々と参考になりますね。

春渡祭(おたりや〉

今日は昔だったら成人の日である。当地の産土神である二荒山神社では「春渡祭」が行われた。簡単に言うといわゆる「どんど焼き」である。12月の15日は「冬渡祭」そして1月は「春渡祭」である。
各家庭で飾られた注連飾りや松飾、そして古いダルマや神札などを境内の一画のお焚き上げ所で燃やします。
この火にあたると「無病息災」風邪をひかないという言い伝えがあります。不況のあおりでしょうか、参拝者も拝殿前で時間をかけて色々な祈願をしています。参道には夜店も出て賑やかです。昔は「イモ串し」(里芋の田楽)を売っているお店がありましたが、最近はあまり見かけることがなくなりました。
昔の風習も、よいものは残していきたいものですね。
帰りに「陳麻屋」というお店で、「坦々麺」を食べましたがその辛さは半端なものではありません。しかし、スープもこってりとしているのですが、後味のよいものです。セットで「陳麻飯」を頼んだのですが、これまた辛さが半端ではありません。「マーボー丼」なのですが、その辛さはピリッとなどというものではありません。汗が噴出すような辛さです。でもおいしいです。このことは前に書いたことがあります。興味のある方はそちらへどうぞ。そうそう、神社で「熊手」と防火のための縁起物「纏」を買って帰ってきました。