「アート」板院展

昨日の雨の中、上野の都美術館で開催されている日本板画院主催の「板院展」を見に行ってきました。
毎年恒例の行事で、版画を扱うギャラリーとしては見ておかなければならない展覧会の一つです。
栃木県茂木町出身の見目陽一先生が理事長を務められていることもあり、栃木県の作家も同人、院友として出品しているほか、一般の応募により審査され入選した方も多く、見ごたえのある版画展である。具象の風景等が多いのも特徴でわかりやすいということもあり、観覧者も数多い。版種は木版が多いが、銅板、拓版、篆刻まである。
知っている人の作品の前では、思わずじっくりと眼を向ける。皆さん素晴らしい作品である。
帰路、同館の中で開催されている、『新構造社展』の版画部門を見てきた。ここにも知り合いが作品を出品しているので、親しみ深く見ることができた。数的には少ないので、一コーナーとして展示されており、その中にあって栃木の作家が5名もいました。「版画王国」栃木と言えるのではないかと思える一日でした。