「アート」東山魁夷展

昨日、落語家の林家たい平師匠の芸術選奨文部科学大臣賞新人賞受賞記念祝賀会に出席した。各界から受賞を祝うたくさんの方が出席された。ラジオで一緒のテリー・伊藤さん、横浜にぎわい座の席亭である玉置宏さん、笑点大喜利メンバーである歌丸師、小遊三師、木久扇師、昇太師、好楽師など。林家の一門なのでこん平師匠に変わりおかみさんの海老名香葉子さんがお見えになりごあいさつされた。私もギャラリーのロゴを書いていただいているので席までご挨拶に伺った。お元気なようで何よりた。噺家の会なのでユーモアたっぷりのあいさつが続き、お開き近くにはテツ&トモがゲストで余興を披露した。
たい平師匠は前座のころからのお付き合いであり、現在はもちろん、将来の落語界を背負ってたつ噺家の一人であると思っているので、今後とも精進されて大看板への道を突き進んでもらいたいと思っている。
昼のパーティーだったので、帰途、竹橋の国立近代美術館で開催されている『東山魁夷展』を見に行った。
雨の中たくさんの人が美術館の前に列をなしていた。残り少ない(18日まで)展示なので見ておこうと出掛けてきたのだろう。やっとのことでチケットを購入し展示会場へ。時代別に構成されているので流れに乗ってみていけるのと、作品が大きいので、後方からでも見ることができるので良かった。NHKの「日曜美術館」で紹介されたこともあり、有名な作品の前の人だかりは大変なものである。「道」は人気のある作品で、私も30年以上も前であろうか、何気なく銀座のセントラル美術館に入った時にこの作品を見て感動したことを思い出した。ほかにも「残照」、「光昏」、「青響」、「京洛四季シリーズ」「たにま」などをじっくりと見て、最後に二階で目に入ったのは、唐招提寺の御影堂の襖絵、『涛声』と『揚州薫風』。なかなか目にすることのない作品なので、来てよかったと思いました。出口で思わず図録と今回特別に制作されたDVDを購入してしまった。家でよく読んだり見たりするのが楽しみである。