見目陽一木口木版画展

新春恒例の「見目陽一木口木版画展」が始まりました。
今回のテーマは「アフリカの情熱」。一昨年から昨年の年頭にかけてアフリカを旅された見目先生の印象的な版画作品が勢ぞろいした個展である。初日から見目ファンが大勢訪れて見目ワールドを楽しんでいる。
今日と11日,12日の3日間は先生が在廊されるので,観覧者の数も多く賑わっている。
木口木版をご存知ない方も多く、作品が小さいと言われることが多いのだが、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、立ち木を横に輪切りにして出てきた面に彫るもので、そんなに大木はなかなか見つかりません。大作は寄せ木で版木を作り彫っていると思います。したがって,作品も小さな物が多いのですが、版の中に凝縮された世界があり、よくご覧いただくとおわかりいただけると思います。日本板画院理事長でいらっしゃる見目先生の作品も、その中にほのぼのとした温かい世界が展開されています。是非ご覧いただきたいと思います。