シュールレアリスムと美術展

宇都宮美術館で明日から開催される「シュールレアリスムと美術・イメージとリアリティーをめぐって」展の内覧会とレセプションに参加させて頂いた.
シュールレアリスム(超現実主義)は、1920年前後にフランス文学から始まり、やがて美術や思想、社会の様々な領域へと国を超えて拡がっていった20世紀の代表的な芸術文化運動のことで、私達のものの見方や感じ方に強い影響を及ぼし続けています.
難しい展覧会かと思いましたが、絵画はもちろん、彫刻や写真まで、マグリット、ダリ、ミロ、デ・キリコ、ポール・デルヴォーピカソなど親しみやすい作家の作品から現代の草間弥生奈良美智までも展示されており、ゆっくりと見るとなかなか味わい深いものがありました.
宇都宮美術館所蔵のマグリット「大家族」「夢」そしてダリの幻想的風景大作3点「暁」「英雄的正午」「夕べ」、マックス・エルンストの作品などは見ていて飽きない時間をかけてゆっくり見たい作品です.
横浜美術館豊田市美術館、そして宇都宮美術館の学芸員による実行委員会が計画し実現したもので、なかなかこれだけの作品を地方の美術館で見ることはできないと思います.
貴重な機会ですので、是非ご覧になることをお薦めします.詳細は宇都宮美術館にお問い合わせください.
宇都宮美術館 電話028−643−0100 JR宇都宮駅からバスが出ています.
開催期間は、4月21日(土)から6月17日(日)まで、入館料は、常設展示を含め一般900円です.