版画協会版画展・ギャラリー『伸』

今日は上京して、(社)版画協会主催の「第75回版画展」を見て来ました.板画院の展覧会は、見目理事長と懇意にさせていただいているので毎年見るのですが、版画協会の展覧会は暫くぶりです.
なぜ、疎遠になってしまうかと言うと、展示作品が難解なものが多い、具象的な風景版画などより、抽象的なものが多く、勉強不足の私には理解できないようなものが多いからです.
今回の展示は、技法的にも木版画の数も多く、(従来は銅版・リト・シルク・その他技法併用が多かった.)見やすい作品も多かったので、ゆっくりと見て廻りました.栗田政裕先生と坂本好一先生の作品に出会ったときにはほっとしました.何時見ても『版画』の素晴らしさを感じさせてくれます.
鑑賞後、ちょっと遠足して、鎌倉へと廻りました.観光と言うよりは、以前から行ってみたかった画廊があったからです.「ギャラリー伸」と言う画廊です.鎌倉の小町通りにあるので、わかりやすく、ちょっとした散歩も兼ねて行ってみようと思ったのです.鎌倉到着後、ちょうど昼時だったので、何を食べようかなと考えていたところ、ちょっと路地を入ったところに、うどん屋さんがあり、沢山の人が並んでいました.『美水』と言う名のうどんやさんでした.店内では店員さんの丁寧な応対に感心し、「うどんとしらすご飯セット」を注文しました.出てくるまで時間がかかりましたが、注文を受けてからてんぷらを揚げているとのことで納得しました.
味は薄味で、てんぷらが甘味があっておいしかったのですが、大食漢の私には量的には少なかったです.
さて、肝心の『ギャラリー伸』ですが、家内がその場所を見つけました.ビルの二階で数多くの作品が並んでいました.私は生田宏司さんの「フクロウ」の版画が好きで、このギャラリーが一手に取り扱っていることを知り、訪ねてみようと思ったのです.オーナーのお話も伺え、これで目的は達成したようなものでした.
オーナーのご好意で、近所にある鏑木清方記念美術館も見て来ました.鎌倉の街中なのに静かな佇まいで、そんなに広くはありませんが、ゆっくりと作品を鑑賞することができました.
帰路、せっかく鎌倉に来たのでどこかによろうと思ったところ、電柱に「銭洗弁財天ここを左折して突き当たりを直進」とかの案内があったので、近いかなと思い歩いていったところ、山を上っているような感じで、やっとたどり着きました.お金が増えるようにと、ざるにお金を入れて霊泉で洗ってきました.増えると良いなと思っています.帰りは湘南ラビットで宇都宮までまっすぐに帰れました.駅を出て「みんみん」の餃子を食事にと食べて帰ってきましたが、相変わらず『宇都宮の餃子』と言うことでお店の前には行列ができていました.