シャガール展

宇都宮美術館で開催されている「シャガール展・その愛のかけら」を見に行って来ました.今回で3回目です.レセプションに出席して見せていただき、埼玉の版画家の先生をご案内してみて、今日は家内と二人で見て来ました.全国から、いや世界中から集められた作品が時系列に並べられて、シャガールの97年という長い人生とあいまった作品を見ることができました.宇都宮美術館開館10周年の記念展ということで、会期が残り一週間ということもあり、ものすごい人で、東京での展覧会でも見ているような錯覚に陥りました.静物画が珍しく.2点は宇都宮美術館の所有ということで、ちょっと誇らしげに見ることができました.今回、また2点購入したとのことで、「青い恋人たち」と「緑、赤、青の恋人たち<街の上で>」が展示されていました.これも素晴らしい作品です。所蔵を見てみると、各都道府県に一点はあるのではないかと思うようでした.美術館にとっては目玉になるのでしょうか.ユダヤ人であるということで、モチーフも制限されたようですが、殆どの作品にカップルが描かれており、最愛の妻べラであろうと思わせる描き方でした.色使いもお馴染みのもので、実に素晴らしい展覧会で、妻と二人で「来て良かったね」と話しながら帰ってきました.宇都宮美術館にはマグリットの『大家族』があるので常設展示されているかと思いましたが、21日からの企画展に展示されるとのことでした.宇都宮の郊外にあって、ロケーションも良いところですので、是非、お出かけください.