渡辺祐司木版画展・バックダンサーズ

今日から24日まで『渡辺祐木版画展』が始まりました.加えて奥様の渡辺きみ子さんの、『古代工芸トンボ玉展』も同時開催という豪華な展覧会になりました.東京在住の作家先生なので、搬入が当日の午前中ということで、飾り付けが大変でした.このところ落語会開催などに終われ準備が全然出来なかったのも要因の一つです.
渡辺先生の作品は、多色木版画で素晴らしい刷りで見る者を圧倒します.モチーフも今まで色々なところにお住まいになっていらしたので、〈安曇野・京都・九州など〉のほか、星座シリーズ、海外に旅行されたときのスケッチなどを元にした、フランスやイタリアの風景など素晴らしいものばかりです.常に新しいことに取り組み、一つの作品を増刷することなどせずに、常に新作を発表していらっしゃいます.奥様の作品も本物の古代の石を使用した作品で、女性がご覧になったらすぐに飛びつきたくなるような逸品揃いです.今回も多くの方にご覧いただければ嬉しいなと思いながら店番しています.
今晩の『男はつらいよ』は、マドンナは都はるみです.48作の中では好きなほうですが、都はるみが、「普通のおばさんになりたい・・・」といいながら、復帰したことに少々抵抗があるので、とは言いながら10本の中には入れてしまうかもしれません.
テレビで解説する都合上『バック・ダンサーズ』を見ました.ヴォーカリストの裏で踊っている文字通り、『バックダンサ−ズ』が歌手の突然の引退声明で職を失い、温泉ホテルのおじさんバンドの前座として働くのですが、事務所の方針で解散を余儀なくされ、解散コンサートではトラブルを起こし、結局クビになり、職を探してホステスやモデルになろうとしますが、ダンサーの夢が捨てられず、若いマネー−ジャーの努力により売り出すという、サクセスストーリーで、そこに彼女達の家族関係が絡んでくるというお話です.月9のドラマを演出した人が初メガホンということですが、テレビで十分という感じです.ただ、4人の中の平山あやが栃木県の出身ということで、上映館では舞台挨拶などイベントを計画して当てようと大変です.ダンス映画・音楽映画・ミニラブストーリー・家族の絆映画という意味でまずまずという人もいるかもしれませんが、映画ファンはあまり良い点数はつけないでしょうね。