『展覧会情報』

yotarosan2006-04-01

明日から栃木県立美術館で始まる『パウラ・モーダーゾーン=ベッカー・時代に先駆けた女性画家』の内覧会、レセプションに行って来ました。
あまり聞いたことの無い名前だと思います。何しろ日本初公開だそうです。宮城、神奈川と巡回して栃木にやってきました。
ドイツ表現主義を先駆け、31歳で夭折した女流画家です。100年前ぐらいに亡くなった人ですから、よけいわからないかもしれません。ドレスデンで生まれ、すぐにブレーメン近郊に位置する小村、ヴォルプスヴェーデに移住し、この芸術家村を代表する画家として知られているそうです。
彼女は、1900年以降、パリにもたびたび滞在し、セザンヌゴーギャンマティスらの芸術に触れたことが彼女の芸術を飛躍させたとのことです。今回は、絵画45点、素描74点、版画7点で彼女の業績を回顧しています。併せて村の芸術家たちの絵画12点、素描8点、版画集3件36点その他写真や資料が展示されています。
見てきた感想は、人物画が多く、子供がかわいらしく描かれているのが印象に残ったことと、猫好きな私たち夫婦にとって、猫が描かれている2点の作品がお気に入りになりました。
明日から5月28日まで開催されていますので、興味のある方は、是非ご覧になると良いと思います。宇都宮の名物の餃子でも食べにお出かけになるつもりで、素晴らしい絵画をご覧になるのも一興かと思います。栃木県立美術館は、JR宇都宮駅からバスに乗って10分ぐらいのところにあります。これから桜の開花期を迎え、市内には桜の名所もありますので、お出かけください。