ミス・ポター/トランスフォーマー

足利で開催されていたtaisihoさんの個展を見て、帰りに両毛線で小山まで行き、最近、小山遊園地跡にできた、ショッピングモール内にある「シネマハ−ヴェスト」に行って映画を2本見ました.
経営者の方を存じ上げており、丸札をいただいたので、せっかくだからと施設見学を兼ね家内と行ってきました.
場内は、他のシネコンと一緒で、大小8館設置されていました.
時間の関係で、間に合う作品を見ようと時間表を見たら、見たかった「ミス・ポター」がちょうどよいのでそれを見ることにし、終了時間に合う「トランスフォーマー」も見ることにしました.
「ミス・ポター」はご存知と思いますが、「ピーターラビット」の生みの親のビアトリクス・ポターの伝記映画です。今から100年も前のお話なので封建的な時代の物語です.裕福な家庭に育った彼女が子どもの頃から夢見て、動物たちと触れ合うことが、「ピーター・ラビット」を生み出す端緒となったようですね.そして、出版社の担当者で彼女の良き理解者であった、ノーマンとの恋.かわいそうな結末で涙が出ました.ロケーションも自然がいっぱいのイングランド湖水地方で、「夢と恋を大切に守り続けた女性」、見事に描かれています.時間的にも長くなく、あっというまに終わってしまう、時間を感じさせない秀作だと思います.
もう一本の「トランスフォーマー」は、スピルバーグとマイケル・ベイのコンビが生み出した映像世界です.
もともと、日本製のおもちゃから発想を得て作られたものですが、車がロボットに変身するシーンなどはスゴイ!の一言に尽きます.善悪がはっきりしていて、わかりやすいので面白く見ましたが、アメリカ映画の常で、アメリカ万歳、アメリカは素晴らしい国だぞ。と言っているような気がしました。娯楽映画としてはまずまずでしょう.
これから来る映画で期待しているのは、「エデットピアフ・愛の讃歌」「私の小さなピアニスト」「題名のない子守唄」「めがね」「やじきた道中・てれすこ」などを楽しみにしています.