グエムル漢江の怪物

テレビで解説する都合があるので、昨晩遅く「グエムル・漢江の怪物」をテスト打ちで見せてもらいました.韓国のスピルバーグと讃えられるポン・ジュノ監督作品です.内容は平和に暮らしている町に怪物が現れ、娘をさらわれた父親が(これがダメ親父)祖父や叔父叔母とともに救出に向かうという話で、怪獣ではなく、怪物というところがミソでしょうか.冒頭、怪物が発生したと思われる原因を見せておき、その後、町の人の安息の場である河岸で憩う人々の前に怪物が姿をあらわすという趣向です.公開前なので詳細は話しませんが、見方はいろいろできる映画だと思いました.家族愛でもよし、公的な力に対する反感でもよし、単純にモンスター映画としてみるもよし、人それぞれの見方があると思います.主演のソン・ガンホは、「シュリ」「JSA」でお馴染みでしょう。熱演しています.怪物は河に現れるので、魚のモンスターだと思いますが、沢山出るわけでないのでそれほどの恐怖心は沸きませんが、コミカルな家族のやり取りとは裏腹に出てくるとちょっと気味が悪い感じがします.後はあなたの目でご覧になって確かめてください.それにしても、映画関係者の宣伝力(キャッチコピーの作り方など)には感心します.