まとめていきますよ。

15日上京。作家の展覧会を2つ見る。まず池袋で、「大川みゆき銅版画展」私の画廊で個展を開催していただいた作家の展覧会です。卒業された学校のギャラリーを利用しての作品展でした。技法がシュガーチントという説明が難しいものなのですが、(花)をモチーフにしたものなど半抽象的な作品です。来年、個展を開催していただくので近況拝見ということでお邪魔しました。それから、急いで銀座方面へ、時事通信社ホールでの「ミュージカル落語・オペラ座の怪人」を聴きに大雨の中走って行きました。開演ぎりぎりに間に合って、一番前の指定席へついてほっとしたところで開演の太鼓がなりました。落語をオペラ風にした「文七元結」を昨年聞いて、今年は何かと思ったら、「オペラ座の怪人」でした。演者は三遊亭亜郎と言う二つ目の噺家で、劇団四季の研究生でもあった人です。ピアノとチェロの伴奏に乗ってセリフが語られたり歌われたりして、ストーリーが展開します。亜郎さんの今後の活動の特徴になっていくであろうミュージカル落語、落語ブームとあいまってチケットは完売し、雨の中沢山の聴衆をタップリと楽しませてくれました。その後、銀座の画廊で開催されている「藤田淑子版画展」の会場へ。東京の画廊は、日曜日休廊が多く、上京しても展覧会が見られないことが多く、先週の日曜日に見ようと思っていたものが見られませんでした。今回の「藤田展」は、TAISHIHOさんも参加されている八星会のメンバーになった方の個展で、私ははじめて拝見するものでした。「顔」をモチーフに木版で表現されたもので、なかなか面白い表現方法で見飽きないものでした。それから歌舞伎座によって、知人に8月公演のチケットを頼み、最後の目的地、中央会館へと足を進めました。「大銀座落語祭」3年前から、小朝師匠を中心とする六人の会が主催する落語の一大イベントです。銀座のホールを落語会で埋め尽くすものです。私の行ったのは、「清水ミチコワンマンショー・風間杜男・柳家花緑2人会・立川志の輔独演会」の3つがセットという豪華版。
清水ミチコワンマンショーは、色物としてピアノの弾き語り、物真似、顔真似とタップリと笑わせてくれました。俳優風間杜男が演じる古今亭のお家芸「火焔太鼓」をタップリと、さすが役者今回は噺家として演じました。五代目小さんの孫、花緑師匠は季節感を出して、「たがや」を一席。花火の話で夏の季節感をタップリと味合わせてくれました。大トリは志の輔師匠。一時間かけてたっぷりと「唐茄子屋政談」を聴かせてくれました。場内ではほろっと涙を誘う名人芸に酔いしれました。疲れた一日でしたが、心地よい疲れです。
映画もこのところ立て続けに見ているのですが、感想はまた次の機会に書くことにします。