『明日の記憶』試写見聞

 13日から一般公開される映画『明日の記憶』の試写を見せていただきました。いまや国際的な俳優になった渡辺謙が゛自らプロデュースした作品で、萩原浩原作小説の映画化です。
 物語は、一流広告代理店の部長が、ある日突然、物忘れをするようになり、ひどくなって病院で診てもらったところ、若年性のアルツハイマー病と診断され、こぼれ落ちる記憶を必死に繋ぎ止めようとする主人公と、妻の日常を描いた作品です。
 見た後の感想は、自分もそうなる可能性があり、人事とは思えなかったことと、夫婦というもののあり方について考えさせられました。
 渡辺謙樋口可南子の夫婦の役がうまく、助演陣も芸達者が多く、見応えのあるものになっていると思います。ご夫婦お揃いでご覧になっていただきたい作品です。