『映画の字幕について』

映画の字幕について書いてある本を3冊読みました。ラジオのネタ用ですが、面白かったのでご紹介します。映画好きの方は既にお読みになったかもしれませんね。
『字幕の中に人生』戸田奈津子著 白水社発行 栞が映画のフィルムで付いている珍しい本です。
大作の字幕、来日スターの通訳でおなじみの、戸田奈津子さんのシネマライフを書いた本です。
『映画字幕五十年』清水俊二著 早川書房発行 戸田さんの師匠である清水俊二さんの自伝です。
私たちは、清水俊二,川名完二、秘田余四郎という方々の字幕で映画を見てきました。字幕翻訳の草分けとも言える清水さんの自伝は大変面白かったです。
『映画字幕は翻訳ではない』清水俊二 戸田奈津子・上野たま子編 早川書房
古本市で見つけた本ですが,シネ英会話レッスンとして,名画のセリフを原語と翻訳で載せています。日本語の語彙の多さに、字幕の字数制限の中で、うまく観客に内容を伝えようとする字幕作りの真髄が読み取れる名著です。ぜひお読みください。